PRP

PRP(Platelet-Rich Plasma、多血小板血漿)は、自分自身の血液から、血小板と成長因子(例えば、血小板由来成長因子(PDGF)、上皮成長因子(EGF)など)が多く含まれる血漿部分を特殊な分離器にかけ、純度がより高くなったものを取り出します。それを患者様の肘や膝に向けて注射していく治療法です。使用する多血小板血漿は、血液の中に含まれる止血や組織を治癒させる働きが高いので、自己治癒力を促進させることができます。そのため、変形性関節症や靱帯損傷、腱板損傷などで悩まれている患者様に対して行うことが多いです。
損傷している組織の修復を促すことが期待できるほか、患部の炎症を抑える効果も期待されています。この治療で使用するのは、患者様ご自身の血液なので、アレルギーや感染症発症のリスクが少ないと考えられています。一方、効果を十分に得るために、数回の施術が必要な場合やPRPの効果が現れるまでには時間がかかることがあり、治療効果も個人差があります。
治療法
具体的な治療方法ですが、最初に採血を行い、ご自身の血液を遠心分離にかけてPRPを抽出していきます。これを患部に注入していく際には、超音波検査を行います。これによって損傷部位をしっかり確認してから注射器によってPRP抽出液を注入していきます。患者様の状態によっても異なりますが、一般的には注入後2ヵ月後くらいから治療効果を感じるようになります。持続効果は半年~1年程度と言われていますが、それぞれ個人差はあります。
PRPによる副作用としては、患部にPRPを注入する際に痛みが伴うことがあります。注入した部位に腫れや痛み、熱感などの症状が数日間続くこともあります。患者様によっては、採血部位に皮下出血がみられることもあります。なお、必要に応じて再度採血をやり直すということもあります。